著作ページ

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FRBR(「書誌レコードの機能要件」)とは

・図書館目録の概念モデルであり、国際図書館連盟(IFLA)目録部会によって承認(1997年)されたものです。
・特に対象とする資源(資料)を、「著作(work)」、「表現形(expression)」、「体現形(manifestation」、「個別資料(item)」という4つの実体をもってモデル化している点に特徴があります。
・このうち「著作」とは、「個別の知的・芸術的創造」と定義されています。日本語での「作品」に相当します。
・参考:FRBRの日本語全訳  『書誌レコードの機能要件:IFLA書誌レコード機能要件研究グループ最終報告』(2004年)

OPACのFRBR化に向けた著作同定作業とは

・図書館目録の検索システムであるOPACを、上記のFRBRに従った検索や表示ができるようにすることを「FRBR化」と称しています。
・実際には、著作に基づく書誌レコードの集中化やナビゲート機能の実装が当面の課題となります。
・その実現には、個々の書誌レコードに対して著作同定(いかなる著作に属するかの認定)が必要となり、通常は著作の機械的同定が採用されています。「国立国会図書館サーチ」における「関連資料表示」はその実例です。
・ただし、わが国の書誌レコードでは、古典著作などについては著作同定の手がかりが限定されており、機械的な同定は限界があります。
・そこで、FRBR研究会では、書誌レコードに対する人手による著作同定作業に取り組み、その同定作業結果を機械的な同定と組み合わせて活用できるよう公開することといたしました。

著作ページとは

・人手による著作同定結果を公開するページです。現在は、わが国の代表的な古典著作について同定作業を進めています。
・対象とする書誌レコードは、国立国会図書館が作成したレコードで明治期から2009年3月分までを含めています。
・原則として、資料現物は参照しておらず、書誌レコードのみで同定(判定)しています。そのため、同定の誤りが含まれている可能性があり、随時、修正等を行います。また、同定誤りに伴う、いかなる不都合につきましても、FRBR研究会は一切責任を負いません。

・著作同定の基準は下記の通りです。
a)FRBRによる基準に準拠しています。
b)日本古典籍総合目録の基準と整合させています。
c)国立国会図書館による作業方針とその作業結果(分類、件名など)を尊重しています。
d)さらに、具体的な基準を独自に設けています。
  校注書、現代語訳、影印本、縮約、抜粋、朗読などは、同一著作と判定いたしました。
  他方、評釈書、学習参考書、児童書、絵本、漫画、索引、梗概(あらすじ)などは、原著作と異なる著作と判定いたしました。

著作ページによる個々の著作についての提供情報

・採用した著作の基本情報として、著作タイトル、その他の著作タイトル、著作者などを示してあります。
併せて、Wikipedia、日本古典籍総合目録国立国会図書館典拠データへのリンクを提供しています。

・当該著作に属すると判定された書誌レコード群の件数と集計結果を示しています。
a)集計は、書誌レコード内で当該著作に該当すると判定されたタイトル、および当該書誌レコードに付与されている分類記号(NDC、NDLC)、件名標目(NDLSH)、責任表示について行っており、それぞれの件数を示しています。
b)単一書誌レコード(すなわちそれが表す資料)が、複数の著作を収録している場合には、それぞれの著作ごとに判定しています。それゆえ、単一レコードが複数の異なる著作の下に出現することがあり、さらには当該著作と対応しない(同一資料に収録されている他の異なる著作に対応する)分類記号、件名標目、責任表示が集計結果に含められている場合があります。
c)書誌レコードの内容注記(出現フィールド377A)に記載されている著作が同定された場合には、上記の集計には含めていません。

・画面下部には、同定された個々の書誌レコードを簡略に示しています。
a)簡略な表示からは、国立国会図書館サーチ(NDL Search)の書誌レコード詳細表示画面にリンクが張ってあります。書誌レコードの詳細については、リンクを辿り国立国会図書館サーチによる表示をご覧ください。
b)表示している「JP No.」とは、国立国会図書館の「全国書誌番号(JAPAN/MARCレコード識別番号)」を指します。
c)また、「出現フィールド」とは、同定された著作のタイトルが出現したフィールドとそのサブフィールドを示しています。「251A」は、フィールド「251」、サブフィールド「A」を表しています。
  フィールドとサブフィールドの詳細については、『JAPAN/MARCマニュアル』(2009フォーマット)を参照ください。




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